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[読書] 知的な未来をつくる「五つの心」
2008/09/16 Tue
MI理論のガードナーの新刊がとても良かった!


「時代の変化に、教育が追い付いていない」 
「知性も大事だが、それ以上に心の教育が大事」 


まさにマインドセットスクールの理念!!

自分が考えてきたことと通ずる部分が多く、大変共感した。 


『知的な未来をつくる「五つの心」』ハワード・ガードナー



以下、カンタンなまとめ。 

++++++++++++++++++++++++++

私たちはいま、相互の結びつきの強い環境のなかにいる。一個人や一つの集団にとっての必要条件をいくら並べてみても、その縄張りのなかにしか目を向けないのでは不十分だ。 

自己の利益だけを追うのではなく、その仕事の本当の中枢を支えようとする働き手をどのように育てるか。 

自分たちの住む社会、そして子孫に譲り渡す地球について情熱的に考えられる市民をどのように育成するか。 

これからの時代を有意義に生きようとする私たちがいまもっとも必要としているもの。 

それこそが、以下の「五つの心」だ。 

[1] 熟練した心 
主要な学問や職業に必要とされる思考法を使いこなす心。 

[2] 統合する心 
大量の情報の中から必要なものを選び出し、それを自己と他者 
双方が役立てられるような形にまとめていく心。 

[3] 創造する心 
既存の知識や「統合体」を超えて、新しい課題や解決策を示し、 
既存の分野を広げたり新分野を開拓したりする心。 

[4] 尊敬する心
個人や集団の間の差異に共感して建設的に対応する心。 

[5] 倫理的な心 
働き手として、また市民としての自らの役割の特徴を抽象化して捉える心。 


教育はこれまで、概してかなり保守的だった。これまでの教育者たちは、過去数世紀にわたり、実用的な知識を大量に整備してきた。 

だが、次の二つの事情を考えれば、新たな教育の道を探るのが妥当ではないだろうか。 

(1)現行の教育方法が実際のところは機能していないこと。 
(2)世界の状況が大きく変化していること。 



未来を全て見通すことはできないが、これからの時代を生き抜く為には、これら五つの心の教育が必要なのだ。 


熟練した技能が1つ以上なければ、要求の高い仕事には就けず、単調な労働に従事することになる。 

統合力がなければ、情報に圧倒されてしまい、個人的、職業的な判断を賢明に下すことが出来ない。 

創造力がなければ、コンピューターに仕事を奪われ、創造性の輝きを示す人々に駆逐されてしまう。 

尊敬心がなければ、尊敬に値する人間にもなれず、仕事場でも公共の場でも迷惑な存在となる。 

倫理観がなければ、堅実な働き手、責任感のある市民のいない世の中をつくることになる--そんな荒廃した星に住みたいと思う人間はいない。 


熟練した能力、統合力、創造力、尊敬心、倫理観。 

これらを兼ね備えた人間を形成する教育方法について、正確に知る人はいない。だが私の意見では、これらの心の五重奏を奏でられるかどうかが、世界の盛衰を決める。尊敬心がなければ互いを損ない合う可能性が高いし、倫理観がなければ、公共の利益など存在しない。 

これらの卓越した特質を、より多くの人が体現出来るようにしていくのが広い意味での教育だろう。



 

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