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[読書] 学習科学とテクノロジ
2008/09/12 Fri
学習科学とテクノロジ (放送大学教材)
学習科学に関する放送大学のテキストです。
協調学習についての復習の為、さらっと読んだので、まとめておきます。
■協調学習
学習科学で大切な観点は2つある
(1)知識は自分で作りあげていくものだとする知識構成観
(2)知識は他人のやり取りの中で獲得され、磨きあげられていくものだとする協調的学習観
→複数の学習者で話し合い、助けあい、教え合う協調学習を行うことで、それぞれ少しずつ違う考え方や見方から生み出された解のバリエーションが出やすく、共有されやすく、更に吟味もされやすくなり、結果的に知識の構成が促進される!
■強調学習と転移について
一般的に転移は難しいといわれている。
1つの問題を解いた直後にそれと論理的には同型の問題を解かせても、前の解法を利用する人は少ない。
しかし、「前の解いた問題を参考にしてください」と、社会的に(他人から)ヒントを得られれば、学習は転移しやすいと言われている。協調的な場面では、視点が多様な分だけ、一人の時よりも転移が起きやすい。
■学習の評価
2種類の評価
(1)学習の場で起きている認知プロセスを分析し、学習の実態を評価するためのプロセス情報。どういう働きかけがどんな学習に結びついたのか?支援ツールのどのような機能がどんな種類の学習行動を引き起こしたのか?
→次の学習実践をどう改善するか
(2)学習したことがどれだけ後々まで効果のある学習だったといえるのか。10年、20年待つしかない?
→実時間の経過を待たずに持続的な学習効果を評定する為の方法も、学習科学がこれから研究すべき新しいテーマ
学習者は多くの場合、評価を通して自分自身の「学習モデル」を構築する。(例えば、「私は一夜漬けタイプだ」とか「図解すると理解しやすい」とか。)
たいていの学習者は自己についてなんらかのメタ認知を持っている。学習評価の在り方は、この学習についてのメタ認知がどう作られるかに影響を持つ。
■協調的なカリキュラムを作るには
(1)学習目標を立てる
学習目標は、
・出来るだけ具体的なもの(何を、どこまで出来るように?)
・出来るだけ長期的、一般的なもの
の両方を考える。
(2)教材を用意する
目的を達成するために、どのような情報が学習者の手に入ったらよさそうか
(3)学習活動を工夫する
知識は、同じ問題への様々な解の統合によって構成されるもの。自分の解と他人の解とを比較吟味しながら自分の理解や技術レベルを向上させる仕組みを考えよう。
(4)支援ツールを工夫する
テクノロジで何が出来るか。
(5)評価とデザイン・メソッド
学習プロセスの途中途中でどのような記録をとり、それをどう処理したら学習の進み具合がわかるだろうか?
ある程度学習が進んだ段階で自分がどのような進み方をしてきたのか調べて、その結果を利用して次にやることを決める仕組みが欲しい。 |コメント(0) |トラックバック(0)|教育・学習|書評|
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