|
MindsetWEB TOP > ブログ -blog- > MindsetSchool > MindsetSchool 9.28
MindsetSchool 9.28
2008/10/01 Wed
第6回マインドセットスクールが終了しました! 今回のテーマは「暴力・怒り」です。 今回のゲストは暴力に立ち向かう社会起業家としても知られる、 IMPACT東京の森山さんと三宅さんにお越し頂きました! インパクト東京は、女性や子どもを対象に護身術をレクチャーしている団体です。 ※インパクトとは、アメリカで考案された女性や子供のための実戦的護身術のこと。ただ技を教えるだけでなく、マガーという男性講師(暴漢役)を相手に実際に技を練習できるため、短期間で技を習得出来ることで知られています。 普段は女性と子どものみが対象なのでMindsetSchoolは完全な対象外なのですが、今回は特別にお願いし、MindsetSchool用の特別プログラムを実施して頂きました!! 今回の目的は、 自分自身を護る為の考え方(mind-set)と技術(skill)を磨き、 暴力や怒りの感情を見つめ直すことで、自分と向き合うこと。 です。 早速スタート!! まずはグルーピング。例によって中学生も大学生もゴチャ混ぜ。 それでもすぐに仲良くなってしまいます。 はじめに、森山さんから「暴力」についてのお話。 今回はワークショップというよりやや講義形式での授業です。 「暴力って、何だと思いますか?」 改めて問われると、考え込んでしまいますね。 性犯罪やDV(ドメスティックバイオレンス)など、暴力の現状についてご存知ですか? ・3人に1人が、配偶者から暴力行為を受けたことがある。 ・20人に1人が命の危険を感じたことがある。 ・3日に1人が、DVによって命を落としている。 これは驚異的な数字です。 また、家族間だけでなく、DVは若いカップルの間でも起こっている。これをデートDVと呼ぶそうです。 なんと、3人に1人がデートDVを経験しているというから驚き。これは中学生も大学生も、他人ごとではありません。 ワークや事例を通して、暴力について理解を深めます。 ・なぜ暴力が起きるのか?(社会的背景、文化、思い込み) ・暴力にも色々ある。(身体的、言葉、心理的、性的、etc) ・暴力は連鎖する。(例:親から子へ、子からイジメへ) ・暴力は弱いものへ向かう。(例:アキバ事件) ・暴力は自分にも向かう。(例:自殺) そう、「暴力」とは、安全に生きていく上で避けては通れないテーマなんです。 自分とは関係ない、なんて思っていませんか? 次第に内容の重要さに気づき、 授業に引き込まれていきます。 ところで、自分を守る為に必要なものってなんだろう? ケンカの強さ?体力?逃げ足の速さ? 答えは、 「自尊感情」 と 「怒り」 の2つなんです。 誰だって、大切にしているものを壊されたら、怒りますよね? ところが、自尊感情が低い人は、自分を大切にすることが出来ません。 自分を大切にしていないから、暴力を受けても「自分が悪いんだ」と思ってしまう。 だから、怒れない。自分を守るべき場面で、自分を守ることが出来ない。 「怒り」という感情を、悪いものだと思っていませんか? 「怒り」は喜怒哀楽の1つであり、自然で健康的な感情です。 怒りを良くないものとして、無理に殺すのはとても不自然なこと。 怒りは無理に殺してしまうと、それは表に出なくても自分に向いてしまう。 それがストレス、頭痛、肩こり、また鬱にも繋がってしまうそう。 また、 「何に怒るか」は人によって違います。 価値観が人によって違うからです。つまり、怒る対象を見つめれば、自分が何を大切にしているかがわかるということ。 ここで、怒りを通して自分と向き合うワークをしました。僕もワークに挑戦しましたが、自分が怒る対象にはきちんと共通点があって、自分が何を大切にしているかを見つめ直すことが出来ました。就活を控えた学生の自己分析にも役立ちそうですね。 さて、怒りの感情や暴力について簡単に学んだところで、実際に自分を護る技術を学びます。 まず、立ち方、歩き方。 立ち方、歩き方を変えるだけで、 大幅に犯罪に狙われにくくなるんです。 基本的なことだけど、とても大事なんですね。 次に声の出し方。襲われた時、どうするか? 一般的に「キャーー!」と甲高い声を出すのが普通ですが、これは暴漢にとっては「想定内」なので撃退効果が無いそうです。 では、どうするか...? 暴漢に襲われた時は、 低く、太く、力強い声で叫ぶこと。 ←このあと、三宅さんの口から凄まじくドスのきいた声が飛び出します(笑) 「やめて!!」「失せろ!!」 あまりの迫力に子ども達もビックリ! これは衝撃的でした...笑 練習をしたらみんな出せるようになりました! この声が出せるだけで、暴漢に合う可能性は激減するそうですよ。これなら、すぐ実践できそう! 最後に、首締めからの脱出法! 女性に対する殺人事件のうち、50%が首締めによる犯行だそうです。とても恐ろしいことです。 だから、首締めを防ぐ方法は、命を守る上でとても重要なんですね。 今回は、後ろから首を絞められた場合と、前から絞められた両方の対処法を学びました。 強い力は全く必要ありません。力学を利用し、肩の骨でフックを作り、回転力を使って相手の手を外す。 実際にやってみると、これは凄い!!相手の力が強ければ強いほど、簡単に外せるんです。 首を絞められたら3秒で意識が飛ぶらしいので、「やばい!」と思ったらすぐに今回の技を使いましょう。 命を守る方法を学ぶことだって、勉強なんです。 今回は、安心して安全に生きていく上でとても大切なコトを、楽しく学ぶことが出来ました。 さてさて、ここで終わらないのがマインドセットスクール!!! ゲストのストーリーから学びます。今回の物語はお二人とも本当に素晴らしかった! まずは、三宅さんのお話。 中学時代は真面目で成績優秀だったこと。親から言われた些細な発言から、男女の役割の違いにずっと疑問を抱いていたこと。 「私らしく生きたい!」と強く思っていたこと。 そして、警察官になり、性犯罪も多く担当したこと。そこで出会った衝撃的な事件が転機となったこと。 「犯人を捕まえることも大事だけど、そもそも危険な目に合わないことの方が大事じゃない??」 そう考えると、自分の身を護る為の方法を学べる場って、今の日本にはあまり無い...。 そこで、護身術のレクチャーを、仕事にしようと決意したこと。 最後に。 「中学生の皆さん、生きて下さい。出来れば、楽しく。 そして、何か自分の心にひっかかるものを探して欲しい。 その為に色々な経験をして下さい。」 物語を通してのメッセージは、強く子ども達に突き刺さったでしょう。 次に、代表 森山さんの物語。 中学時代は普通の女の子だったこと。 食べることが大好きだったこと。 「あげパンが本当に大好きだったんです!給食であげパンの日は必ずチェックして、楽しみにしていました(笑)」 と、語る森山さん。多くの子から共感を呼んでいました(笑) 「だから、あげパンは必ずおかわりするんです。けど、すると男子から"女の癖におかわりするんじゃねー"と言われてしまう。これっておかしくない??私が女の子であることと、あげパンが好きなことって関係あるの!?」 この時の「怒り」が、女性差別への問題意識に繋がったこと。 「納得して死にたい」と思っていたこと。 けれど、長い間「これだ!」と思える仕事が見つからなかったこと。それがずっと不安だったこと。 そんな時、インパクトという天職に出会えたこと。 「私はこの仕事を一生やっていきたい」 最後にメッセージ。 「自由に生きて下さい。人生は想った方向に行くものです。出来ないと思えば出来ないし、出来ると思えば出来る。だから、今すぐに行動出来なくても、自分の中の疑問はずっと持ち続けて欲しい。」 素晴らしいストーリーとメッセージに、多くの子が心打たれただろうと思います。 さて、今回は、「MindsetMemo」というオリジナルのメモシートを用意しました。 このシートを使ってメモを取ることで、物語に対する自己投影や内省を促すことを意図しています。 シートを元に、グループで対話する時間をとりました。 今回はシートの効果か?とても良い意見が沢山出ていました。(出た意見や感想は後述) 最後に私、安斎からまとめを話しました。 「怒り」と「自尊感情」は、自分を守る為にも重要だけど、人生を楽しむ為にも、世の中をよくする為にも必要不可欠な感情です。実際に、世の中で活躍して輝いている人、社会を大きく変えている人は、この2つを持っている。今までのMindsetSchoolのゲストの皆さんも、胸の奥にはこの2つを強く抱いている方たちでしたよね。 だから、中学生のみんなにも「怒り」の気持ちを大事にして欲しいと思います。 以下は授業中に出た質問や、授業後の感想です。 「僕は疑問を沢山持っているけど、なかなか行動に移せない。どうしたら行動に移せるんだろう?」 (中1男子) 以上です! 今回はあくまでMindsetSchool用のプログラムで実施して頂きましたが、本来はメンタルを重視したレクチャーと共に、マガーという暴漢役の男性講師を相手に、打撃等、様々な技を習得するのがインパクトの護身術プログラムです。 ご興味のある女性の方は、是非一度インパクトのプログラムを受講してみて下さい。 必ず「早く知っておいた良かった!」と思えるはずです。 インパクト東京 (※リニューアル予定) http://impactokyo.net/index.html |コメント(0) |トラックバック(0)|MindsetSchool|
URL: |