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社会を変える校長先生
2008/10/21 Tue
先日、順天中学・高等学校にお邪魔してきました。 正直、失礼ながら、行く前までは「順天中?順天堂じゃなくて?」といった感じで、 学校についてはあまり存知あげていなかったのですが、(順天と順天堂は関係ないそうです) みやこ社長から長塚篤夫先生という素晴らしい校長先生がいらっしゃると聴き、大変興味を持ち、お邪魔してきました。 直接お会いする前に、学校説明会を兼ねた校長による講演会に参加。 中学入試を控えた保護者の方が多くいらっしゃいました。自社サービスを宣伝しまくりたい衝動に駆られながらも今回はそれが目的ではないので講演を真面目に聴く(笑) 中学入試の説明会って、たいてい入試に何出すとか、校風とか、どこに修学旅行いきますとか、東大に何人受かったとか、そういう話題が多いのですが...、長塚校長の説明会は衝撃的でした...(笑) まず軽くフィンランドとの比較などをしつつ、日本の教育問題に触れます。日本には自由がない、と。 生徒はペースやカリキュラムを自己決定出来ないし、先生も教え方を決定出来ない。 (そういえば、フィンランドでは給食も何を食べるか自分で決められるんだったような) 次に、地頭力について。知識、情報処理型の教育では、答えのない問題に取り組めなくなるよ、と。 「富士山をどうやって動かすか?」など、マイクロソフトの面接試験的な問題を例に挙げていました。 リクルート出身の元和田中の校長、藤原和博氏と同じく、PISA型の学力に重きを置いている模様。 そのあと、話はだんだんマニアックな方向に進み... 脳科学に触れたり、デューイの経験主義について触れたり、心の教育問題について触れたり 個人的に興味深い話を連発して下さいました。学校説明会としてはもったいない内容... また、興味深かったのは、家庭での「お手伝い」を強く奨励していたこと。 僕も昔、家にポイントカードシステム(笑)があり、そこそこお手伝いをしていたな。 ポイント欲しさの外発的動機でしたが...^^; 学校の取り組みとしてすごく興味深かったのは、福祉教育(ボランティア教育)に熱心であること。 日本はボランティア教育がとても弱いので、これは素晴らしいことだと思う。 最近は、感度の高い若者はボランティアやNPOに興味を持ち始めてるようだけど、 それでも奉仕の精神を学んでいないから、多くの人は誤解を抱いていたり、バカにする風潮すらある。 金沢21世紀美術館長の蓑豊氏も、CFJインタビューの時にボランティア教育の問題に触れていました。 そんな感じで、かなり内容の濃い講演会だったのですが、何が衝撃的って、講演の最後に この 『未来を変える80人』という社会起業家本を紹介しながら、 「ソーシャルアントレプレナー(社会起業家)のような人材に育ってほしい!」 と熱く仰ったのです。このメッセージで講演を締めたのです。 受験生の保護者相手に(笑) キターー!!! 一人でテンションを上げてしまいました。 これはとても凄いことだと思う。 入試まで残り100日で、視野が狭くなりがちの受験生の保護者に対して、入試や大学受験実績の話ではなく、こうしたメッセージを伝えられるのか!とただひたすらに感銘を受けました。 本当に、他校では、ひたすらに「うちは東大に○○人合格しました」とばかり言うところが多いから... その後、校長室にお邪魔し、ゆっくりお話させて頂きましたが、 良い意味で校長先生っぽくなく笑、肩の力が抜けていて、 企業経営者のようなオーラを持った方でした。 こうした説明会の場で啓蒙活動をすることに、使命感を感じておられるようです。 「僕がやらなきゃダメだから」とこぼしていたのが印象的。 何か一緒にボランティアプログラムを企画出来ないか、考えています。 セカンドハーベストジャパンの協力を得て、ボランティア教育&社会起業精神の教育が実現出来ないかな。 |コメント(5) |トラックバック(0)|教育・学習|社会起業|
社会起業家を保護者に・・・すごいですね! 投稿者:ジョニー|2008年10月21日 20:35
うーっむ、恐るべし 今度私も、お邪魔してみましょう~ 投稿者:mitani3|2008年10月22日 03:18
>ジョニーさん 投稿者:安斎勇樹|2008年10月22日 14:32
>三谷さん コメントありがとうございます! 投稿者:安斎勇樹|2008年10月22日 14:35
【安斎さん】 【三谷さん】
投稿者:みやこ|2008年10月22日 15:28
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