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MindsetSchool 11.23
2008/11/28 Fri
第8回マインドセットスクールが終了しました!
今回はゲスト講師ではなく...安斎勇樹が講師! テーマは「着想力」。 着想力とは、あるものと、何か別のあるものに関係性を見出し、つなげる力のこと。 今日の目的は、つなげる技術(skill)とつなげるものの見方(mind-set)を磨くこと! 早速、授業スタート!小学生、中学生、大学生、保護者、計30名弱の参加です。 まずは準備運動。 「今から30秒間で血液型別にわかれて、手をつないで輪になって下さい」 A型はA型同士で、B型はB型同士で集まります。 血液型という共通点でつながってもらいました。 「では、次は適当に3人~4人グループを作って下さい。」 グルーピング後は、グループのメンバーの共通点をみつけて、チーム名を決定します。 自己紹介をしながら、自分たちのつながりを探す参加者たち。 夜遊びが大好きなチーム「ミッドナイトカフェ」、たまたま靴紐の色が全員黒だったチーム「くろひもぐつ」、全員メガネで寿司が大好きなチーム「メガネズシ」などなど...。これが今回のワークに取り組むグループです。 準備運動その2。 「つながり」への意識を高める。 これとこれのつながりは? 左はニンテンドーDS。 右は携帯電話。 「黒い!」「両方とも機械」「落としたら壊れる」「おりたたみ」「ゲームができる」「四角い~」 などなど、いろんなつながりがある。 じゃあこれは? 左は鉛筆。右は孫の手です。 「木で出来てる」 「細長い!」 「かくもの!!(字/背中)」 見方を変えると、いろいろつながりが見えてくるね~。 そう、今日のテーマは着想力。何かと何かをつなげる力のコト。 本日のメインコンテンツ、着想ゲーム(Ideation Game)の登場! <ルール> とにかくつなげればOK。 唯一の正解はなく、他者の納得が正解を決める、というシンプルなルール。 例えば、 あるいは、 答えは「サンドバッグ」。 サンドバッグとサッカーボールは蹴るものというつながりがあり、 サンドバッグとトマトは共に赤いというつながりがある。 などなど、答えは無数に存在する。 ここで練習問題。これはどうだろう? 個人ワークで答えを考えてもらいました! 出てきた答えは... 答えは「かがみもち」。 かがみもちにはみかんを乗せるし、 かがみもちと雪だるまは形状が似ているというつながりがある。 これは文句ナシの正解! 他には、 答えは「こたつ」。 こたつと言えばみかん!だし、 こたつと雪だるまは冬というつながりがある。 「こたつと言えばみかん」という着想は中学生が全員納得するのか?と疑問でしたが、 ほぼみんなが納得してくれたので、これも正解! ここで、なぜ着想力が必要か?着想ゲームの意義や意図を解説。 背景は、時代の変化。 昔は、先進国の模倣をするだけで経済が成長する時代だった。こうした時代に求められる人材は、暗記が得意で、計算が速く、従順な人材。 一方で、技術が進歩し、変化のスピードが上がり、先が読めない時代になった。 正解の存在しないこれからの時代は、暗記処理型ではなく、スピーディに次々に新しいアイデアを生み出しながら、答えのない問題を解決出来る人材が必要。 全くのゼロから全く新しいものをスピーディに生み出すのは、とても難しい...。 限られた知識をうまく運用し、新しいアイデアを次々に出していく為には、 やはり既存のもの同士をつなげることが一番速い!! 実際に... バングラデシュの貧困問題と、ジュートという素材(麻)をつなげ、 日本でのバッグのブランドを展開し、成功したマザーハウス。 日本人がマザーハウスのバッグでオシャレをすればするほど、 バングラデシュの貧困が解決される、素晴らしいつながり。 このように、既存の何かと何かを繋げるだけで、 問題が解決したり、お金が稼げた成功事例は沢山ある。 また...学校の勉強でも着想力は大事。 1問1問地道に覚えていく人よりも、1問と1問の間につながりを見出し、 効率的に帰納→演繹していける人は、少ない労力でどんどん成績をあげる。 着想力=応用力 とも言える。 着想力は持っているととても便利!むしろ、持っていないと損をする! というわけで、着想ゲーム再開です! 着想のコツを解説したので、徐々にいろんな答えが出るようになりました。 みんな絶好調!挙手が止まりません。 こんな光景学校では絶対ありえない! 次々に新しい答えを着想してくれました。 みんなの回答を一部紹介します! 選手が3人と、東京タワーの高さからつなげて、答えは「数字の3」。なるほど~~ 答えは東京ドーム。写真Aとは野球の試合つながりで、写真Bとは東京つながり。 野球のボールと、東京タワーという高所から、 ピサの斜塔での落下実験をしたガリレオを着想! 野球ではピッチャー&キャッチャーのペアのことをバッテリーと言います。 それと東京タワーの電気と着想させて、答えは「電池」。う~ん、おみごと!! 何問か練習した後、本日のメイン問題の登場。 こいつが今日のボスです!!! この問題では、単に口頭で答えるのではなく 外に出て、答えをデジカメで撮影してきてもらいます。 外で答えを撮影→作戦会議→パワポで回答プレゼン→投票 という流れで、優勝チームを決めます。 早速、着想の旅へGO!! 制限時間は30分。 東大のキャンパス内だけでなく、時間内であればどこにいってもOKです。 つなげる視点を持つと、何気ない風景でも違った見え方がします。 思いがけない最高の答えを、偶然発見することもしばしば。 写真を撮ってきたら、プレゼンに向けて作戦会議。 着想ゲームは、プレゼンテーションがメチャクチャ重要です。 着想が優れていても、説明が下手だと納得してもらえない。 着想が多少強引でも、説明次第では納得してもらえる。 自分のアイデアを他人にわかりやすく説明する力が鍛えられます! プレゼンタイム! 全部で20アイデアが発表されましたが、今日は一部だけご紹介! 例えばこれ、 ドアとレンジは「扉を開ける」つながり。 お金とレンジは「あたためる」つながり。 「え?お金が"あたためる"って...どういうこと??」 「だって、お金があると、懐があたたまりますよね!」 これには会場が湧きました! 大学生と中学生の掛け合いを使ったプレゼンは面白く、そしてわかりやすかったですね。 お次はこれ。 答えは「赤門と、東大生」です。 写真Aはカギがかかったドア。 東大の赤門とは、合格するのが難しい (開けるのが難しい)というつながり。 東大生は一般的に年収の高い一流企業に入ることが多いし、学生のうちからお金を稼ぐ起業家も多いことから、写真Bのお金ともつながりがある! こんなのもありました。 答えは「お酒」です。 お酒はフタを開けなければ飲めないので、写真Aとのつながりは「開ける」です。 また、お酒は大人じゃなければ飲めないものですし、写真Bのような大金も大人じゃなければ手に出来ません。また、写真Bは1000円以上のお札の束ですが、このお酒もどれも1000円以上しました! 次はこれ。 答えは「QRコード」。 QRコードも、お札と同様に、1枚1枚が「バラバラ」で同じもの存在せず、複雑なデザインになってる。 また、QRコードも、ドアも、開ける(アクセスする)までその先に何があるかがわからない! などなど、面白い回答だらけでした!! 投票の結果、かなり僅差だったのですが... チーム:チョコレートケーキ(レンジのチーム) チーム:サッカー(QRのチーム) の同率優勝でした!優勝チームにはMindsetSchoolの図書カードをプレゼントしました。 ワークのまとめです。 ★同じものにも、色々な見方がある ★多様な視点を持つと、つながりが見えてくる ★つなげると、新しいアイデアが浮かんでくる ★納得してもらうには、わかりやすい説明が大事 また、最後に、着想ゲームを使った日常でのアイデアの出し方も簡単に解説しました。 これにてワーク終了! そして、ここで終わらないのがMindsetSchool!! というわけで、おなじみの物語タイム。 本日は、安斎勇樹が過去を語ります。いろいろ語りました。 自由に放任されて育てられたこと。 そうしたらワガママなクソガキになったこと(笑) 小学校時代は、悪ガキの中心にいて、イタズラばかりしていたこと。パトカーに追いかけられたこと。スポーツも出来たこと。中学受験を始めて、半年で偏差値を30あげて、御三家に受かったこと。自分は無敵で、天才だと思っていたこと。 中学に入ったら、勉強とスポーツでカンタンに自信を喪失したこと。挫折の無い自信は折れやすかったこと。 ゲーセンで現実逃避する日々が続き、才能が出せていない自分が大嫌いだったこと。鬱だったこと。 高校でバスケ部の監督に出会い、人生が変わったこと。バスケ命になり、人生のすべてをバスケに賭けていたこと。けど、生涯もっとも活躍した試合で、膝を壊し、選手生命を失ったこと。 バスケ部マネージャーとして、他人を支援する喜びをしったこと。友人によく相談される人間になれたこと。 3ポイントシューターとしての資質を1年かけて伸ばし、シューターとして奇跡的に部活に復帰したこと。才能を磨きあげればそれだけで勝負出来ることを学んだこと。 気付いたら、あっさり浪人したこと(笑) 浪人時代も、自分の勉強は二の次で、他人の世話ばかりしていたこと。 資質を活かせていない人間がどうしても放っておけなかったこと。 鬱病の人間を、支えたこと。 大学に入り、受験生の指導を沢山したこと。その過程で、日本の教育に本気でムカついたこと。 すぐに起業したこと。そこで多くを学んだこと。 そして...、MindsetSchoolを創ったこと! 30分以上かけて、じっくり喋りました。恥ずかしいのでここには詳しく書かないけど。 僕が伝えたかったことは、 人生の全ては、今、そして未来につながっているということ。 成功も、失敗も、喜びも、悲しみも、すべてが未来につながっている。もちろん、この瞬間も。 これから起こる何かも、その先に良い形でつながっていくはずだ。 だから、僕は失敗は怖くない。 そういうことを伝えました。 以上です!! |コメント(10) |トラックバック(0)|MindsetSchool|
着想のゲームの背景ってこんなに深かったんですね!!これからの時代に着想は必須だわ(^^) 僕と一緒にレンジの着想のプレゼンをしたY君は 投稿者:およちゃん|2008年11月28日 01:13
大変面白い内容で、来月の講義の参考になります。現在、大学院やギャラリーで講義内容のデモンストレーションを行い、反応を聞いています。と同時に、科学的裏づけと美術史的な流れの確認を取っています。本家に負けないように、楽しい認識転換の二時間半にしたいとおもっておりますので、今後の打ち合わせの際は様々な意見交換ができることを楽しみにしております。 投稿者:イシヤマ|2008年11月28日 01:33
いやー今回もめちゃ楽しかった!!! そしてなかなか聞けない安西さんの自己開示 投稿者:リンキン公園|2008年11月28日 01:43
セミナーお疲れ様でした!! 投稿者:はま風|2008年11月28日 05:10
安斎さんの物語り感動しました!もっと詳しくお聞きしたいなー 投稿者:WA|2008年11月28日 09:55
今回のMSSも楽しかったです! 後半の安斎さんのストーリーは息子から聞きましたが、生で聞きたかったな。
お疲れ様でした。 投稿者:みやこ|2008年11月28日 12:02
とっても楽しそう!! 私も参加したい、、、。 投稿者:内海|2008年11月29日 02:41
>およちゃん >石山さん 投稿者:安斎勇樹|2008年11月29日 08:44
>野島 そうですね~。自分の考えを発話するのって難しいですが、楽しくこだわりを持って考えたコトは、割と自然に説明できるのだなーと感じました。
投稿者:安斎勇樹|2008年11月29日 08:47
>みやこさん
投稿者:安斎勇樹|2008年11月29日 08:50
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